新聞奨学制度

現役生の時に一般入試で不合格になり、新聞奨学生として浪人することを決めました。最初は、同じ高校のサッカー部の子が 新聞奨学生をやると聞き、自分もやろうと軽い気持ちで決めました。

しかし、いざやってみると生活リズムが今までと異なるため、 アスリートに通うことすらままならなくなりました。ですが、同じ環境で頑張っている新聞奨学生が周りにいたことが励みになり、 眠くても頑張って通うことができました。

自分の中で支えになったとっておきのものは“合格した後のことを考えること”です。 何があっても目標は変わらないし、そこを目指しているから、合格後の楽しいことを考えるだけで頑張ることができました。

将来の夢は体育教師になることです。生徒が夢中になれる何かを与えてあげられる、または一緒に見つけてあげることのできる先生になれたらいいなと思っています。合格してすごく嬉しかったです。思わず泣いてしまいました。すぐに親にも連絡をしました。泣きながら喜んでくれるってすごくいいですね。最高です。何よりも両親に感謝です。本当にありがとうございました!

今になって思うことは、新聞奨学生として浪人していたことが、自分の人生でとても勉強になり、これからについて真剣に考えさせられる時間でした。

新聞配達をしながらの勉強だったので、一日一日が本当に濃い思い出です。毎日毎日受験のことや自分の身体について考えたこと、朝刊や夕刊、みんなと一緒にいたこと、全てのことが素晴らしい思い出であり、経験でもあります。周りの友人や親の存在が大きかったです。

特に、自分と同じ苦しみを味わっていた新聞奨学生の仲間がいたから頑張れたと思います。また、親は自分が苦しかった時に支えてくれたり電話してくれたりしました。そういった小さなことが自分のモチベーショ ンになりました。本当に感謝しかありません。

最後の最後まで諦めないで頑張れた自分を誇りに思います。合格して本当に心の 底から嬉しく思います。そして、自分を支えてくれた友人やアスリートのスタッフ、先生方、家族の存在もあって合格することができたので、今度は自分がしっかり教員になって良い姿を見せることが恩返しだと思うので、これからもよろしくお願いします。